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【ADT】Eclipse がいきなり落ちる  


 ちょっと試したいことがあったので、随分と久しぶりに ADT を使ってみたら、色々と不具合が出て困った(笑)。今や Android Studio が公式ツールとなってしまったので、デフォルト状態では上手く動かない部分もあるみたい。ポップアップの Javadoc が見れなくなっていたとか、グラフィカルエディタを開くとエラーが出るとか色々あったが、やはり一番困ったのはタイトルの通り「いきなり落ちる」ことだった。前触れもなく突然起こるので保存もままならない。ググッてみると色々対処法があったけど、たぶん私の場合は JRE(JDK) のバージョン不具合(ツールとの相性?)みたいだった。ついでなのでいくつか見たポイントを記録しておこう。


※ADT 23.0.2 JUNO (Windows10) で確認 (adt-bundle-windows-x86_64-20140702.zip ← かなり古い)



■JRE(JDK) を古いバージョンに設定する

 最新版を使っていたりすると、かえって不具合を起こすことがあるので、古いバージョンを使用する方法。

1.Eclipse のメニューから「ウィンドウ>設定」を開く。

2.ダイアログの左側にある項目から「Java>インストール済みの JRE」を開く。

3.いくつかバージョンが入っている場合には以前のバージョンを選択(私の場合は最新(掲載時点)の「jre1.8.0_101」になっていたのが原因だったらしい)して「OK」で適用する。


※最新版しかない場合は Pleiades All in One のような統合開発環境 Eclipse にいくつかバージョンが入っていたりするので、ダイアログの右側にある「検索」ボタンを押して、インストールしたフォルダを検索すれば、自動で追加される。

4.必要あれば、Eclipse のメニューから「プロジェクト>クリーン」で再ビルドする。


 環境は人によって違うと思うので、一番良いのは以前使っていたバージョンに合わせることかな。そういえば cocos2d-x を試しているときにも、同じコードでもバージョンによって上手くコンパイルできたりエラーが出てたりしたので、バックアップなどを見て、その環境に近いものにしてみたら上手くいくかも知れない。



■Eclipse のキャッシュ(ヒープメモリ)サイズを変更する

 こちらを参考に。
(参考) Eclipse3.3.1が突然落ちる問題への対処法

 ADT をインストールしたフォルダ(eclipse)に「eclipse.ini」があるので、この設定ファイルを編集する方法。もちろん Eclipse の再起動が必要になる。

 ググッていたら、この対処法も非常に多かったので、もしかしたら効果があるかも知れない。私の場合はあまり直接の効果は無かったが、キャッシュのサイズをデフォルトの 256m から 512m に変えてみたら、起動やビルドが少しばかりスムーズになった気がするので、そのまま使っている。Eclipse のステータスバーのメモリ使用状況を見ているとよく 300M を超えていることも多いので、少なくとも 384m ぐらいにはした方が良いのかも知れない。



■Eclipse 起動時にクリーンを実行する

 Eclipse のショートカットを「右クリック>プロパティ」で開き、リンク先に「-clean」のオプションを付ける方法。


 毎回起動時にクリーンが実行されるが、エラーのキャッシュなどもクリーンされるので、わりと効果は高い気がする。何らかのアップデートやプラグインをインストールして立ち上がらなくなったときも、クリーンオプションを付けておくと上手く起動できることが多い

 pleiades などを入れている場合は、「eclipse.exe -clean.cmd」などもアーカイブに入っていたりするので、これを使っても良い(効果は同じ)。



■Eclipse のエラーログを見る

 こちらを参考に。
(参考) Eclipseが起動しなくなったときの対応の要点だけ

 エラーログは普段使用しているワークスペースの「.metadata」フォルダの中に「.log」があるので、これを適当なテキストエディタで開いて見る方法。私の場合よくわからなかったのだが「何かが足りない」類のログが残ってたので、バージョンダウンしたら上手く動くようになった。よくあることだけど、バージョンアップして使えなくなった機能や仕様変更されたものなどもあるので、そういった場合も古いバージョンに合わせた方が上手くいく場合が多い。



 まぁ、実際のところ、開発環境は安定しているバージョンをバックアップとして保存しておいた方が安全だね。とは言え、ハードディスクにバックアップだらけになってしまう欠点もあるけどね。特にサードパーティのソフトやプラグインの連携は想定のバージョンと違うと上手く行かないことも多いので(開発者がそれぞれ当時のバージョンを想定している場合が多いので)、統合環境みたいなものを保存しておくとイザというとき役に立つ。


 Java も 7 と 8 では微妙に使えるものがあったり無かったりするので(例えば ArrayDeque は API 9 (Android 2.3)以降、try-with-resources 文 は API 19(Android 4.4)以降しか使えない)、なるべく幅広い環境で使えるようなものを考えておくと良いかも知れない。





(関連記事)
【ADT】Eclipse に Javadoc を設定する
【ADT】なぜか ADT を更新できない
【ADT】「android-support-v4」の競合(Version,Revision違い)の修正方法
【Android】エラーをSDカードに書き出す
【ADT】【JNI】【cocos2d】error: 'transform' is not a member of 'std' の修正法


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