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【Unity】Amazonアプリストアに申請する  


 今度は Unity で「Google Cardboard/ハコスコ」で楽しめるスマホ用VRアプリをビルドしてAmazon AppStore に申請してみた。というより先日 Oculus Store に申請した GearVR アプリは、元々 Cardboard 用に作ったアプリだったので、こちらも試しにアップしてみるのも良いかと思っただけだったりする(てゆか最近まで個人でも Amazon AppStore から配信できることを知らんかった(笑))。

 やってみた感想は、たぶんこれまでで一番簡単だった。バイナリ(apk)のチェックなどは完全自動化されているようだし、そもそもアプリ動作に対する要件が特にないので(例えば「バックボタンで終了しろ」みたいな)、画像を揃えるだけで申請できた。また Google Play で公開されているものをそのまま使っても良いようなので(ただし、Google の API は使えないので、Amazon の API に入れ替える必要あり)、既にアプリ公開している人でもリーチを広げるのには良いかも知れない。デベロッパー登録から申請まで全て無料でできるので試してみるのも一興かと(笑)。



(※) Unity 5.6.2p3 / Windows10(x64) で確認



■Amazon AppStore 申請の大まかな流れ

 まずは既存の apk があるのなら、デベロッパーサイトにある「テストを始める」にその apk ファイルをドラッグ&ドロップしてみるのも良いかも知れない。申請時にも同じように apk をアップロードできる画面があるが、ここにドロップした場合は、デベロッパー登録なしでもテストできる。問題がなければ、そのまま申請の手続きの画面に移ることも可能だ(結果の履歴から申請登録することもできる)。


 デベロッパー登録がまだならアカウントを作成する必要があるが、それが完了したら即申請もできる。以下に簡単な申請までの流れを書いておこう。


1.デベロッパー登録をする。税に関する情報入力(課金アプリにする場合や広告などを使うときの税徴収に関する電子公文書)は少し面倒だが、無料にする場合も必要らしい。認証は小一時間もすれば完了する。

2.デベロッパーサイトの「ダッシュボード」または「アプリ&サービス」の「新規アプリを追加」でアプリを登録できる。アプリの情報入力および画像アセット、バイナリ(apk)をアップロードする。また、ドラッグ&ドロップのテストをした場合は結果の履歴が残っているので、そこから登録もできる(最新版は一番上)。

3.自動チェック(画像アセットが揃っている、アプリの問題チェック通過)が済んだら、Amazon AppStore に申請する(すべてが完了したら「アプリを申請」が押せるようになる)。

4.申請後はしばらく審査待ちになる(最大1週間とあるが、早ければ1日でリリースできる)。

5.審査をパスしたら、今度はリリース待ちになる(リリース日は情報入力で設定した日。未入力なら審査パス後にすぐ)。


 ちなみに私の場合、リリース日は特に指定しなかったせいもあり、約6時間後にはリリースされていた。はやっ!



■Amazon AppStore 申請要件の概要(主に画像アセット)

 ここでは必要なアセット(主にストア用画像)をまとめておく。細かい内容は FAQ に書かれているので、簡単に目を通しておくと良いだろう。

●提出するアセットの仕様(※画像のサイズなど)

・小アイコン:114 x 114px PNG (背景色透明)(アプリをインストールした後、端末に表示されるアイコン)

・大アイコン(サムネイル):512 x 512px PNG (背景色透明)(アイコンと同一の画像であること)

・スクリーンショット:3~10 枚まで:PNG または JPG。使用できるサイズは、
 800 x 480px (5:3), 1024 x 600px (128:75), 1280 x 720px (16:9), 1280 x 800px (8:5),
 1920 x 1080px (16:9), 1920 x 1200px (8:5), 2560 x 1600px (8:5)
 のいずれか(縦長または横長)

・プロモーション用画像 (推奨):1024 x 500px (256:125) (横長のみ) PNG or JPG

・動画:最大5 MPEG-2, WMV, MOV, FLV, AVI, H.264 MPEG-4
 最小幅720px (4:3 or 16:9); 高さ1200 kbps以上

(実際例)

(c) UTJ/UCL

(参考)
アプリの申請:アプリの詳細



■アプリの Build Settings

 Amazon AppStore にはあまり技術的な要件はないみたいだが、一応今回のビルド設定も載せておこう。ここでは Cardboard アプリを例にしているが、基本的に普通のアプリでも変わらないので、特に気をつける部分は API Level や CPU の設定くらいかも知れない。実際には申請時の登録情報にサポートしている端末を選択することができるので、既存のままでもかまわない。Fire タブレットなどにも対応させるなら「Android 5.1 Lollipop API Level 22」あたりにしておけば良いらしい(持ってないので未実証だが、アプリテストを信頼するとして(笑))。


 あとはテクスチャの圧縮を使うなら「OpenGL ES」のバージョンくらいか。「OpenGL ES 2.0」なら間違いないが、「OpenGL ES 3.0」なら「Android 4.3 (API level 18)」以上を、「OpenGL ES 3.1」なら「Android 5.0 (API level 21)」にしておく必要がある。以下にいくつか参考URLを載せておこう。

(参考)
Android プラットフォームのバージョン
OpenGL ES
Unityで画像fを圧縮する際のフォーマットのお話し(ASTCとETC)




 「Quarity Settings」なども任意で良いが、私は GearVR の設定のときと同じものを使っている。パフォーマンスが許すなら「Anti Aliasing」(アンチエイリアス処理)を「2x MultiSampling」以上にしても良いだろう。モバイルの場合、警告「Warning! Using antialiasing on a mobile device may decrease performance severely. You can change the mobile quality settings in 'Project Settings -> Quality Settings'.」(モバイルではアンチエイリアス使うとパフォーマンス下がるよ)が出るが、Android 5.0 (API 21) 以上ならわりといけるようだ。




■アプリのアップデート

 一番簡単な方法は申請の流れのときと同じように「テストをはじめる」に新しいバージョンのアプリをドロップし、「Test Results available」が出たら「View Results」(or 結果を表示)をクリックし、テストの履歴から「AppStore に提出」を押すことだろうか。提出ボタンを押すと「アプリには既にバイナリが含まれています。バイナリを置き換えますか?」とダイアログが出るが「YES」を押し、登録を保存すれば良い。あとは既存の情報を編集したり、リリースノートを書けば申請できるようになる。





 これははじめ戸惑ったのだが、メニューの「次バージョン」を押しても同じ画面になるが、「保存してバイナリを追加」は「既存をそのまま+新しいのを追加」のようになってしまうようだ。また、なぜかバイナリ(binary2)の自動チェックがされず、サポート端末が未設定になる。「バイナリを削除→追加」でも良いかもしれないが、先に述べたテスト結果からそのまま置き換え→提出した方が楽だ。


(関連記事)
【Unity】GearVR アプリを Oculus Store に申請する(要件・仕様の概要)
【Unity】GearVR 用にビルドする


■VR関連参考書籍・動作確認機器


このコンテンツの一部には『ユニティちゃんライセンス』で許諾されたアセットが使用されています。
Portions of this work are licensed under Unity-Chan License

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