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【Unity】Plugins フォルダのプラットフォーム別フォルダ名 メモ  


 うむむ…、しばらく気が付かなかったのだが、Android版の VRMLiveViewer での音声認識プラグイン(Oculus Plugin)が動かなくなっていた…。調べてみたら、どうやらアプリで v2.0 以降らしい。VMDのモーフでリップシンクできるようになってから、音声認識は使わなくなってたからなぁ…また、特に実装を変えてないので完全ノーマークだった…。

 しかし、v2.0 で複数VRM対応しただけで、やはり特にプラグイン自体の実装に問題は無い。結局ネイティブでエラーくらいしか思いつかなかったので、ランタイムを調べてみたら、案の定「OVRLipSync not found」みたいのが出ていた。ん? OVRLipSync プラグンが無いだと?…あるな。何でだ?

 そういえば、v2.0 で試しに ARM64 ビルドにもチェックを入れてたんだった。もしかしてプラットフォーム別にフォルダ作った方が良いのか?

 そんなわけでマニュアルみたり、ググったりしてみたが、見やすいのが無い。ならば自分用にメモを作っておこうと…。

(※) Unity 2020.3.21f1 / Windows11(x64) で確認



Plugins          … プラットフォーム共通
├ Android … CPU共通
│├ armeabi … ARM共通
│├ armeabi-v7a … 32bit (ARMv7)
│├ arm64-v8a … 64bit (ARM64)
│├ x86 … 32bit
│└ x86_64 … 64bit
├ x86 … Windows 32bit
├ x86_64 or x64 … Windows 64bit
├ iOS
└ Mac

おおよそ、こんな感じかな。古い表記だと Android/libs/armeabi みたいになっているものもあるが、試しに libs を無くしてみたら、普通に動くようだ。

ただ、ARM64 (64bit iOSも) を使うには Scripting Backend を IL2CPP にする必要があるらしい。



 結局プラグインが古いためか(2016-2017年製)、ARM64 ビルドに対応してなかったみたい。残念ながらプラットフォーム別に分けても、認識してくれなかった。しかし、ARM64 ビルドのチェックを外したら動く。

 どうやらプラグイン自体に、コンパイル依存(?)があるらしいね。とは言え、音声認識あたりはかなり実装が面倒なので、最新プラグインに入れ替えるのも相当骨が折れる。一旦、保留案件として、元に戻すのが一番手っ取り早そうだ。

 ネイティブプラグインは時代を跨ると色々問題も出るので、やっかいだね。特に Android は以前の API Level では動いてたのに、新しい API Level では動かないなんてことよくある(だいたいは「セキュリティ強化」の仕様変更が原因)。

 そう言えば、私が Unityアセットストアに出しているプラグインでも「音声認識(Speech Recognizer)が Andoid11 で動かくなった」と海外のユーザーからメールが来ていた。これはどうやら Andoid11 のセキュリティ仕様変更マニフェストファイル(AndroidManifest.xml)にパーミッションが必要になったようだ。TTS(Text-to-speech)なども同じ用に専用パーミッションが必要になったみたいだね。まぁ、Android のメジャーバージョンアップデートのときは気をつけた方が良いよ。Googleは結構やらかす(笑)。

 結局ソースコードレベルで利用できるものの方が寿命が長いかもなぁ…(他人が作ったプラグインとか直せないので、後になって動かなくなるととても困る)。







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